9日目VIENNA(ウィーン)(9/18)

 リングシュトラーゼ、ベルヴェデーレ美術館、王宮宝物館、カプツィーナ教会、シュテファン寺院 
     


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HOTEL HILTON VIENNA
8:20

いよいよ、旅の最後の町ウィーンにやって来ました。
朝の散歩に行ってきます。

 

 
 

朝のパン屋さんは大忙し。
おいしそうなパンが一杯です。

ホテルの前の通りを横切りウィーン川の橋を渡ると
市立公園(シュタットパーク)が有ります。

市立公園(シュタットパーク)はウィーンの中心部に有り、
1862年にオープンした、ウィーンで一番最初の公園で、
市内で記念碑や彫刻が最も多い公園です。


 

公園内に入って直ぐの立派な銅像
 
 
 
 
 
 
 
 
 
HOTEL HILTON VIENNA

花や緑に覆われた朝の公園を一回りしてホテルロビー集合
さあ、観光に出発です。

 
 
 
 
  
 
  
 
リングシュトラーゼを、説明を聞きながらバスで通過し
ベルヴェデーレ宮殿に来ました。が・・・生憎の雨です。
 
 
 
 
 
 
 
 
ベルヴェデーレ宮殿
10:15

もともとハプスブルク家に仕えたプリンツ・オイゲンが、夏の離宮として造らせたもので、
1714年から1716年にかけて下宮、1720から1723年にかけて上宮が建設され、
その後ハプスブルク家のマリア・テレジアが所有していました。

現在はオーストリア絵画館になっていて、オーストリアで2番目に大きな美術館です。
 
 
 
 
 

 
スフィンクス像

 
宮殿の左側から裏に回って来ると、真っ先に目に飛び込んで来た白いスフィンクス、
顔は美しい女性、ライオンのような身体だけど女性らしい胸、背中に羽根、目が釘付けに成りました。
 左右の像の顔が全然違いますが二人(?)とも美人です。
 

 
 
 
  
 
 
近くで見ると胸が手垢で汚れています。
触ると、スフィンクスが動き出し、急に襲い掛かって来たりしたら面白いのに・・・・

不思議な魅力があります。

 
 
  
 
 
  
 
 
醜いマダラ烏が、美しいスフィンクスの番人のように周りに目を光らせていました。
なんとなく不気味です。

 
 
 
  
 
 
ベルヴェデーレ宮殿上宮から下宮を望む風景

庭園は美しい幾何学模様に造られ、沢山のスフィンクスの像が有ります。
 
 
 
 
 
 
  
 
 
一階入り口脇には売店が有って、クリムトの「The kiss」の絵をプリントしたグッズが沢山有りました。
傘にまで「The kiss」の絵をプリントして売ってました。


 
ベルヴェデーレ宮殿の中にある絵画館の、クリムトの「The kiss」の絵に衝撃を受け、鳥肌が立ってしまいました。
オリジナルってやっぱり違いますね〜!感動です。

もちろん他の名画もすばらしいものが沢山あった筈ですが、あんまり覚えてなくて・・・・・

 
 
 
  

 
 
   
印象に残ったクリムトの4作品です。
 
 
 
 
 
  
   
これは同行の人から戴いたキーホルダーです。

 
 
 
  
 
  
 

ブルク門 
11:35

沢山の名画に、頭がボーッとなった後、
19世紀初頭に建設された王宮の外門、ブルク門をくぐって、次は王宮に入ります。
ブルク門は1824年に、ライプツィヒの戦いでフランス軍を破った記念に建てられた門です。
 
 
 
 
 
 
 
ホーフブルグ宮殿

最初に作られたのは13世紀頃と言われています。
その後、ハプスブルク家の王宮となり、神聖ローマ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝の宮殿として使用。

部屋総数は2500以上もあり、スイス宮殿、アマリア宮殿、帝国宰相府、ミヒャエル宮殿、新宮殿、冬季乗馬学校、宮廷図書館、等々、
様々な建物が増築された複合建築物となっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
宮殿の屋根にはハプスブルク家の象徴「双頭の鷲」が。
 
 
 
 
 
 
 
 

スイス門

かつてスイス傭兵が警備していたため、スイス宮と呼ばれるようになりました。
王宮に入るにはスイス門から入ります。
 
 
 
 
 
 
 
  
 
宰相棟

スイス門を潜り、王宮中庭に来ました。
宰相棟は皇帝の部屋があった棟で、現在は”シシィミュージアム”になっていますが、
時間が無くて見れませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
  
 
屋根の上には神聖ローマ帝国皇帝の冠と、双頭の鷲を中心にい女神の彫像が並んでいます。

さあ、王宮宝物館に入ります。
11:48

 
 
 
 
  
 
 
 
 
皇帝ルドルフ二世の宝珠、冠、王笏

息を呑むと言うのは、こう言う事だと実感しました。

 
 
 

皇帝ルドルフ二世の冠

17世紀初頭、神聖ローマ帝国(ハンガリーとボヘミア)
の皇帝であったルドルフ2世が、
ヨーロッパの金細工職人に個人的に作らせたという王冠。

 
 
 
 
 
 
 

王笏

 
 
 
  
 
  

宝珠
 
 
 
 
 
ローマの王(ナポレオン二世)の揺り篭

ナポレオン二世は皇帝ナポレオン一世と、
ハプスブルク家王女マリー・ルイズの間に生まれた子共です。

揺り篭には皇帝の象徴である鷲が
幼い皇帝を見守るかのように止まっています。

 
 
 
 
  
 

黄金の水差し

1.5kgの黄金が使われているそうです。
え?現在貨にしていくら?・・・・又そんな下世話な・・・
 
 
エメラルドの容器

手工芸品としては世界最大の物

 
 
 
  
 

瑪瑙(メノウ)の鉢

キリストの聖杯と信じられていました。
 
 
 
 
 
 
神聖ローマ帝国皇帝の冠

 
 
 
 
 

神聖ローマ帝国皇帝の冠

あ・・・手が震えてピントが・・・
 
 
 
 
 

聖なる十字架

内部は空洞になっており、
キリストが磔になった時の釘の穴が残った木片が入っているそうです。 

他にも目が眩むようなハプスブルク家代々の宝物が展示されていたのですが、
見ているうちに感覚が麻痺して来て感動と、驚きが薄れて来るのです。

こんな宝物に囲まれて暮らしていたハプスブルク家の人々って
美しい物に対する感動や驚きの感覚って持ち合わせていたのでしょうか?
 
 
 
 
 
 

 
 
 
宝物館を出たところ
12:35

さて、現実に戻ってみると・・・・・外はまだ雨です・・・・

お腹も空いています。今日のランチは??
 
 
 
 
 
 

Cafe Central
12:40

ウィーンの伝説的カフェ、建物も重厚な雰囲気です。 
cafe central(カフェ・ツェントラール)でランチなんて、なんて素敵なの!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Cafe Central

1870年、この場所で営業を始めた当時は、シュニッツラー、ホフマンスタール、ムジルなど文士をはじめとして、
芸術家、政治家、学者などがよく集まるウィーンの名高いカフェでしたが、
ナチの台頭により、それら文化人の多くは命を失ったり国外へ逃亡したりしてちりぢりになり、
ここも1943年に閉鎖され、長い空白の後に1982年再び蘇りました。
 
 
 
 
 
 
 
 

店に入ると、立派な髭のオジサンが座っていました。
これはカフェ・ツェントラールに集まっていた文士のひとり、
ペーター・アルテンブルク。

一日中このカフェに入りびたって、「住所は?」と聞かれると、
「カフェ・ツェントラール」と応えていたという伝説の人物。
没後は人形としてとうとうこのカフェの住人になったと言うことです。

最初、人形とは思わなかった・・・・ 

  

Cafe Central

カフェのフロアは大理石の円柱が丸天井と繋がるように立ち並び、
「ゾイレンザール」(円柱のホール)と呼ばれています。

複雑に絡み合った模様には
細かい彩色が施されていて、ここでも
ウィーン文化の奥深さを感じることが出来ます。

ずっと天井を見ていたので、首が〜・・・

ウィーンのカフェは「居間の延長」とも呼ばれて、
自分の家の居間のように寛いでゆっくり過ごせる場所なんですって。
カフェによっては、ビリヤードやダーツ、トランプ、チェスなどを
おいている所も有るそうで、

カフェ・ツェントラールではオーストリア国内の新聞はもちろん、
ここを訪れる客 層に合わせて、
英語やフランス語などヨーロッパの主要新聞も有り、
何時間でもゆっくりく出来るのだそうです。

ランチだけで慌てて出るのは勿体無いわね〜!
 
 
 
 



 
 
 
ケーキ

ゴックン!スゴーイでしょう〜?
 
 
 
 

どれも美味しそうで全部食べたい。
早く決めなきゃ後ろに行列が出来てしまいました。
やっぱりあっちのイチゴにしようかな?
 
 
 
 
 
 

Viennese mixed vegetable salad
 
 
 
 
 

Chicken "Pot au feu"
 
 
 
 

coffee

これが本場のウィンナーコーヒー!
 
 
 
 
 
 

迷ったあげく結局ラズベリーのケーキです。
 
 
 
 
 
 

これは他の人のチョイスしたデザート、小さいケーキが沢山入っています
 
 
 
 
 

 
 
 
Cafe Centralを出た後、こんな所を通って・・・

カプティーナ納骨堂に向かいます。
 
 
 
 
 
 
 
カプチィーナ教会
(Kaisergruft)

当日は雨で傘を差していたので
教会全体は見えませんでしたが、こんな建物です。
 
 
 
  
 

カプチィーナ納骨堂

私達は右側の入り口から納骨堂に入りました。

カプツィーナー納骨堂 は、
カプツィーナー教会の地下にある納骨堂。
ハプスブルク家の神聖ローマ帝国の皇帝・皇后や、
その子孫らが埋葬されています。


納骨堂入り口
  14:40

納骨堂内は入り口から年代の古い順にハプスブルグ家の歴代のお棺が並んでいます。
納骨堂内に入り切らなくなって他に置いてる棺もあるそうです。
2011年にハプスブルク家最後の埋葬が行われ、出口近くに安置されています。
 
 
 
 

 
 

 
 
カール6世の棺
 
カール6世の棺の骸骨

骸骨がローマ帝国皇帝の王冠を被っています。
 
 
 
 
 
 
 
エリザベート・クリスティーネ
(Elisabeth Christine von Baunshweig 1601-1750)の棺。


カール6世の皇后でマリア・テレジアの母。

マリア・テレジアの棺
 
 
 
 
 
 
皇后エリーザベート(シシィ)の棺

隣の一段高い所に夫のフランツ・ヨーゼフ1世、
その向う下に皇太子ルドルフの棺が有りました。
 
 
 
 
 


シシィの棺は一番人気があって
花束が途切れた事がないそうです。
今度は心が震えてぼけちゃった・・・・・



 
シュテファン大聖堂
15:20

ウィーンのシンボル、シュテファン大聖堂はオーストリア最大のゴシック建築物です。
異教の塔と呼ばれる正面左右の塔と正面入り口の最も古い部分は13世紀に建てられました。

ハプスブルク家の歴代君主の墓所であるほか、モーツァルトとコンスタンツェ・ウェーバーの結婚式と葬儀が行われた聖堂です。

オーストリア公ルドルフ4世の命によって建造されたこの聖堂は、 
 見事なゴシック建築で、屋根の幾何学模様が独特の美しさです。
 
 


 
 
 
 
 


シュテファン大聖堂

こんな素晴らしい大聖堂内部に入るのに無料と言うのは凄いです。
彫刻や絵画のの一つ一つも素晴らしかったです。
 
 
 
 
 
 
 
 
  
エレベーターのチケット

さて、大聖堂見学の後、自由行動と成りましたが、外は小雨です。
ツアーの他の全員はウィーンの町の散策とショッピングに出かけましたが、私は外から見た高いドームをもっと近くで見たくて
北塔のエレベーターで展望台に上がってみました。エレベーターに乗るのに5€のチケットを買います。
 
 
 
 
 
 
 

 
   
 
旧式で狭いエレベーターを降りると足元は金網になっていて、一瞬膝が震えました。
下を歩いている人が、あんなに小さく見えます。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
ウィーンの町

左の隅に小さく見える観覧車は、映画「第三の男」で使われた観覧車です。
正面に聳えている二つの青い塔はイエズス教会です。

 
 
 
 
 
 
 
 

幾何学模様の屋根はこの位置から見ると殆ど垂直に見えます。
斜度80度と言う事です。
 
 
 
 
 
 

小屋根のダイヤ柄はここまで登らないと
下からでは見えないですよね。
 
 
 
 
 

ハプスブルク家のシンボルの鷲

近くで見ると屋根は魚の鱗のように細長い片鱗が重なって出来ています。
一枚が2.5kgもあって、全部で23万枚も使われているそうです。凄い!
 
 
 
 
 
 
 

   
 
北塔から見た南塔

1359年に65年がかりで南塔が完成。
107メートルの高さを持ち、
教会の塔としては世界で3番目の高さがあります。

南塔は343段の螺旋階段を登るそうですよ!


 

 
 
 

下を見ると馬車の行列が出来ていました。
雨が降るので馬車で町をめぐる観光客が多いのでしょう

そう言えば、さっき下で、ビラを持った男の人が大勢居て、
「Japanese?」って引き止められましたが、
馬車の客引きだったのかな?


馬もレインコートを着ています!

 
 
 
 
 
 
  
 
 
左の緑の屋根がさっき登った北塔です。
16:40

建造当時、南塔にあった大きな鐘(プムメリン)は、第二次世界大戦の際、落下して、
その後、トルコ軍が敗退した際に残していった大砲などの武器を溶かし鋳造した物が、現在緑の屋根の鐘楼にあります。
大きな鐘がぶら下がってました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シュテファン大聖堂からウィンドウショッピングをしながら
ホテルに帰リます。

可愛いケーキ屋さんとか
 

 
 
  
 
 

小さな八百屋

イチジクとか半分に割った大きなキノコを売ってます

市立公園の森まで戻って来ました。
 
 
 
 
 
 
 
 
花屋

お花が綺麗で思わず写真を写しました。
”ほうずき”ってウィーンにも有るんですね。

 
 
 
 
  

 

この奥の森がが市立公園です。
17:20

この後、近くのスーパーマーケットで買い物をして帰りました。
今夜は夕食は無しです。
ずっと食べてばかりなので、休腸日?

ホテルに帰ってゆっくりお風呂に入って早く寝よう・・・・






 
 
  
 
10日目(9/19)

フンデルトヴァッサーエリア、ウィーン美術史博物館、シェーンブルン宮殿、最後の晩餐
 
 
 
 
 
ウィーン川

旅行もいよいよ終盤、ウィーン観光最後の日です。
ウィーン川は、ドナウ運河から流れる支流として開発された人工的な川ですが、
川沿いの遊歩道も整備されて、散歩に最高の場所です。

今朝も食後に市立公園まで散歩に出掛けました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
8:28

今朝は少し時間を掛けて公園を歩いて見ました。
私達の宿泊している"HOTEL HILTON VIENNA"が見えます。
 
 映画「第三の男」で、下水道のシーンが記憶に有ると思いますが、
あれは下水道ではなくこのウィーン川で撮影されたのだそうです。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
水の少ない川にも鴨が沢山泳いでいました。
 
 
 
 
 
 
  
 
 
フンデルトヴァッサー・ハウス
9:17

 
「人間は植物と共に生きてこそ、より良い生活をを送る事が出来る」と言う持論のもとに1986年に完成したフンデルトヴァッサーの住宅。
家を建てれば当然地面が無くなる、その代わりに屋上に地面をつくり植物を植えると言うフンデルトヴァッサー。

平らな床は機械の為の物、人間の歩く道は大地のようにうねってい無ければならないと、
床も、壁も凹凸を作り、窓も一つとして同じ形は有りません。

日本人と結婚していた事も有って日本でも幾つかフンデルトヴァッサーの建築を見ることが出来ます。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
外壁もパッチワークのような模様が散りばめられて
小さなバルコニーも一つ一つ違います。

住民は自由に部屋を作り変えてよい事になっていて、
壁の落書きも自由だそうです。

ドアノブも錠も一つとして同じものを使ってない代わり、
大量生産品を使ってコストダウンを計ったとか・・・・・
 
 
 
 
 
 

   

フンデルトヴァッサーハウス

屋上に森のように木々が生い茂っています。
これこそフンデルトヴァッサーが目指した住宅なのでしょう。

気になる家賃は5万円位からだそうです。
建物の中を見てみたい・・・・
 
カルケヴィレッジ

と言う事でフンデルトヴァッサーの建物内部を
体験しようとやってきました。
小さなショップが入ったビルです。

柱も曲線階段もうねってます。
 
 
 
 
 
 
 
 


マリアテレジア広場
10:00

右に見える建物は「ウィーン自然史博物館」です。
今日はいい天気です。
 
 
 
 
 
 
 
 

人だかりがしているのは
マリアテレジアの銅像の所です。

 
 


マリアテレジアの銅像 (19.4m)

完成までに13年を費やして彫刻家カスパール・フォン・ツンブッシュによって1888年に建立されました。
穏やかな表情で、矢でも鉄砲でもドーンと来い、ゼーンブ私が受け止めましょう・・・・って、言っているようです
マリアテレジアの下の人々はウィーン史上の重要人物の銅像です。
 
女帝の名に相応しいマリアテレジアですが、
女帝の鎧を脱いだ、一人の女性としては、他の小国からウィーンに留学していたフランツ・シュテファンに恋し、
文字通り、寝ても覚めてもフランツの事が頭を離れない状態で、当時の王族には珍しく恋愛結婚が許され、
夫婦仲は睦まじく16人もの子供を授かりました。

夫の死後は自分の豪華な衣装や装身具を女官達に与えて、
自らは、死ぬまで黒い喪服で通した、という女の鑑とも言える女性です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)

1891年開館マリアテレジアの銅像の左側にウィーン自然史博物館。
又、右側にウィーン美術史美術館と、全く同じ様式の建物が相対峙しています。


ヨーロッパ各地のハプスブルク家の領土を中心に生み出された400年間にわたる美術コレクションを中心としていて、
中でも、ピーテル・ブリューゲルの作品は世界最大。

ハプスブルク家の人々の肖像画も数多く展示されています。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
エントランスより見上げると
丸い吹き抜けから二階部分が見えます。
 
 
 
 
 
 
 

二階は赤いビロードのソファーが
吹き抜けに沿って丸く置かれて喫茶コーナーになっています。
 
館内はまるで宮殿のような造りです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

一番印象に残った絵はピーテル・ブリューゲルの
「バベルの塔」や「雪中の狩人」ですが、
「雪中の狩人」の前で模写をしている女性が居ました。
まだ半分ほどの仕上がりでしたが、
全くそのまんまに描かれていてびっくりでした。

私達のガイドさんが彼女と話していました。

いつ来ても彼女に会う、もう何枚も模写をしている。
きっと売っているんでしょう・・・・と言ってました。

 
Al Borgo Italiano
12:25

さあ、ランチタイムです。
名画で胸が一杯になっても、空腹は又別です!
 
 
 
 
 
  

旅行最後のランチはイタリアンのお店
Al Borgo Italianoです。

 
お店に入るなり、陽気なイタリア人のウェーターに
大袈裟に歓迎されました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

レストランの壁にはソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ
の写真が有りました。
 
 
 
 

 
 

メニュー

日付の入ったメニューって事は、
毎日違うメニューを印刷してるのかしら・・・
 
 
 
 
 
 
Carpaccio of sea bass and salmon

サーモンをスズキで巻いて、薄くスライスしています。
これ、美味しかったです。
 
 
 
 
 

 

Pasta with veal and zucchini

変った形のパスタで、アルデンテな歯ごたえが
格別でした。
 
 
 
デザート

綺麗過ぎて、食べるのが勿体無い。
 
 
 
 
 
 

方向を変えてもう一枚・・・・

ヨーロッパはホウズキ食べるんですね・・・
 
ヨハン・シュトラウス二世の像
14:00

アフターランチの散歩で市民公園に立ち寄りました。
光り輝く金色の銅像は人気があり、これを目当てに市民公園に来る観光客が多いらしいです。
 
 
 
 
 
 
 
 
シェーンブルン宮殿
14:50

ウィーン観光のハイライト、シェーンブルン宮殿にやって来ました。
シェーンブルンとは美しいschönBrunn)と言う意味らしいです。

1762年、6歳のモーツァルトが招待されて訪れた時、
宮殿内で転んだモーツァルトをマリー・アントワネットが助け起こしたところ、
モーツァルトが「僕と結婚して」とプロポーズした、という伝説が有ります。
マリー・アントワネットはフランス国王ルイ16世に嫁ぐまでこの宮殿で過ごしました。

又、1805年と1809年、ナポレオンがウィーンを占領した際にはここを宿舎としていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

外壁は、金を塗ろうとしたところ、マリア・テレジアが財政の状況を考慮し、黄金に近い黄色にしました。
これをテレジア・イエローと言いますが、彼女が好んでいた色というわけではないそうです。

シェーンブルン宮殿は、観光客に公開されている1,440室ある建物の一部の2階部分を除いた居室が、
文化財管理公社によって賃貸住宅として一般に貸し出されており、住民がいるそうです。

これは1960年代にウィーンの住宅問題を解決するために考え出されたもので、大家は市長さん。
居住者は建物の性質を変えない程度のリフォームは許されているそうですが、
現在では居住に不便な部分も多数あるといわれ、ウイーン市民にとっての住宅物件としての人気は低いとか。
官舎なので、公務員であることが入居の条件です。2LDKで100m²、家賃は日本円で4万7千円・・・・安ッ!・・・

たとえ、シャワートイレでなくても、観光客が煩くても、スーパーが遠くても
住んで見たい・・・・わ〜!
 
 
 
 
  
 
 
 
 
私達は宮殿の庭園を回るお馬車に乗ります。
宮殿を一回りするコースです。
20分で40ユーロだから、¥5000チョットでしょうか・・・

走り出したら雨が降って来て、御者さんが慌てて幌を掛けてくれましたが
外が見えなくなりました。
 
 
 
 
 
 
 

お天気雨で太陽は出ています。

庭園を散歩中の観光客が、私達の馬車の写真を撮っています。
後ろに見える建物はシェーンブルン宮殿の裏側です。
 
ネプチューンの噴水

丁度宮殿の後ろ側に来ました。ここはグロリエッテの丘にある大噴水。
ネプチューンとはギリシャ神話のポセイドンに当たる海の神様。
中央に立っているのがネプチューン、膝まづいてお願いして居る女性は女神テティス、
テティスが息子アキレスの航海の無事を、海の神ネプチューンにお願いしている場面です。

中央から水が流れるのですが、丁度今は止まっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シェーンブルン宮殿の庭園
16:25

宮殿とネプチューンの噴水とは向かい合っていますが、
その間は1km近く有り、美しい花と多くの彫像が有ります。物凄く広い庭園なんです。
ワーーッ!雨が上がって虹が・・・・
 
 
 
 
 
 

 
 
馬車はフィアカー=Fiakerと言います。

私の乗った馬だけが耳キャップをしていたので理由をガイドさんに聞いてもらうと
単なる御者さんの趣味で、馬が美しく見えるようにですって。
 
 
 
 
 
 
 

庭園内ではジョギングをする人や
犬の散歩する人が居ましたが、その人たちは
私達の馬車には無関心でした。きっと宮殿の住人なんでしょう
観光客らしい人は大体手を振ったり、写真を撮ってましたから・・・

 
  

宮殿を一回りして表まで戻って来ました。
おつかれ様・・・・

美しい白馬ですよね!
 
 
 
 
 

馬車を降りて再び、宮殿の庭園まで来ました。
広いです!先ほどの雨で、花々や芝生の色がいっそう鮮やかに見えます。

宮殿のテラスに立つと、さっき通ったネプチューンの噴水と、その向うの丘の上に何か建物が見えます。
 
 
 
 
 
 
 
ネプチューンの噴水とグロリエッテ
16:50

グロリエッテは、
対プロイセン戦(1866年に起こったプロイセン王国とオーストリア帝国との戦争)
の勝利と戦没者の慰霊の為に1775年に立てたギリシャ建築の記念碑ですが、未完成のままだそうです

グロリエッテと宮殿との距離は、2km近く・・・広い・・・
噴水からグロリエッテまでは芝生の中にジグザグの道が付いていますが、遠く見よりも実際は結構な急坂らしく、
近そうに見えますが、ネプチューンの憤水からグロリエッテまでは1.2kmも有るそうです。
時間に余裕が無いとあそこまでは行けませんね!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

グロリエッテ

アップにして見ました。ガラス張りの中央部分はカフェになっているそうです。
高さ約20m、幅約80mって、かなり大きな建物ですよね。
未完成って、どこが?何故?完成した暁にはどんな建物になっていたのでしょうか・・・・
 
 
 
 
 
 

 
  
 
宮殿の外の街路樹は秋の訪れを知らせています・・・・
 
 

ちょっと待って!
こっちの木は春と勘違いしちゃったの?
17:10



 

  
シェーンブルン宮殿でしばし、貴族の気分に浸った後、ホテルに戻り休憩の後、ヨーロッパ旅行の締めくくり、
Grand Hotel Viennaの「Restaurant Le Ciel 」で「最後の晩餐」です。
皆、ここぞとばかり、ドレスアップしました。

専用バスはグランドホテルから少し離れた場所に停まり、そこから2分ほど歩き
エレベーターでホテル7階の「Restaurant Le Ciel 」に入ります。

まず、ウェイターが、一人一人に料理の注文を聞いて回ります。
 
 
 
 
 
 
Restaurant Le Ciel

一番奥のコーナーのテーブルをつなげて、間仕切りで個室のようになっていました。何しろ、16人の団体ですから・・・・
まだ、客の少ないレストラン内は、とても静かで、お上品、いつものようにワイワイ出来ない雰囲気・・・
自然に姿勢もしゃきっと成ります。

 
 
 
 
  
 
メニュー 

フランス料理です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メニューから一つずつチョイスします。
 
 
 
 
 
 
スープが来て
 
何て綺麗なんでしょ!
19:45

Spinach cream soup with lavender,
quail egg and jellied areme double

 
 
 

 

Veal tenderloin with prawns and forest mushroom risotto
20:40 
 
 
 
  

Fresh and dried berries with berry jelly,
yoghurt mousse and basil sherbet
21:19

 
 
 
  
 
21:30

最後にコーヒーと、こんな可愛いデザートも・・・・

なんだか胸が一杯で肝心のお味を良く覚えてないんです。
美味しかったことに間違いは無いのですが・・・・言葉にならないんです。
 

 
 
  
 
 

宴が終わって帰り際には結構満席となっていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
GRAND HOTEL VIENNAのロビー

エレベーターで一階に下りてくるとこんな感じ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
外に出ると現実に戻ります

ウィーンで見る月も今宵限り・・・・
22:00
 
とうとう明日は日本に帰ります・・・・
 
 
 
 
  
11日目(9/20)

チェックアウト→ウィーン空港→モスクワ→成田
 
 
 
ウィーン空港
10:05
 
 
 
 
 
 

12:05発 SU 2351
ウィーンから約2時間30分のフライトでモスクワに・・・

  
 
 
 
  
 

ウィーン空港
11:44

アリタリア航空の飛行機です。
イタリア人って旅行好きなんでしょうか!
今回、各地でイタリアの団体さんに会いました。

 

ウィーン空港搭乗待合室
11:50

高額の買い物をした人は免税の払い戻しをやって貰うのですが
手続きに並んでいる列が中々進まなくて
私達のグループで6人位並んでいたので時々様子を見に行くのですが
ハラハラしました。結局2時間近く並んでいました。
 
 
 
 
 

モスクワ着  
16:07
モスクワは雨が降っていました。外は寒そう・・・

モスクワ空港
17:00

モスクワ空港で約3時間のトランジットの後
成田まで9時間30分のフライトです。

 映画何本見れるかな??
 
 
 
 
 

成田到着
9月21日10:30

無事日本に戻って来ました。全員元気です。 




以前から、ずっとプラハに憧れていて、チャンスが有れば行きたいと思って居た所、今回こんな素晴らしい旅行に同行できました。
想像していたよりもずっと、ずっと、プラハは素晴らしく、
4泊もしたのにまだ心残りの場所が幾つか有り、是非もう一度行ってみたい場所です。
今回と同じコースを、もう一度巡って見たい気持です。

─ 完 ─
 

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