権現岳
2715m

2010.07.19
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 観音平駐車場(1.560m) 
6:55

三連休の最後の日、家を出たのが3:40、中央道が空いていたので
順調に来れたが、観音平までの山道には、かなり下の方まで車が路肩に縦列していたので、
駐車場が満杯の可能性も有ると思いながらここまでやって来た。
案の定、一杯だったけど早朝に帰った車もいたのか入り口の外の隙間に駐車出来た。
ラッキーー! 
 
.

観音平登山口

ここ観音平からは編笠山、西岳、権現岳など八ヶ岳の南側を巡る登山の出発地で、
車でかなりの標高まで登って来れるので人気なのだろう。
 
 
 
 

 これより富士見台〜展望台〜雲海〜押手川〜青年小屋
〜権現岳のルートを行く予定・・・・天気も最高サア!出発 
 
  
 

 雲海(1875m)
7:47

 まだ朝だと言うのに樹林帯から一歩出るとかなりの日差しだ。
この場所は、少し広く開けていて一服するのに絶好の場所だ。
それに富士山がホラッ!
 
 

雲海から見た富士山

雲海とは良くつけた名前だと感心した。
今日は名前のとおりに雲海が素晴らしい。
 
 
 

シャクナゲ 
 
 

 押手川(2100m)
8:35

編笠山に直登するコースを避けて、青年小屋までの巻道を行く。
大きな木が倒れていて、休憩するのに調度良かった。
気持ちの良い登山と言いたい所だが、歩いている間中、無数のアブが
隙あらばと狙って来る。スパッツに七分丈ズボンにしたので、スパッツの上から何箇所も刺されたみたい。 
 
 
 

押手川から青年小屋までは樹林帯の中であまり眺望も無く
巻き道だから楽だろうと思いきや、きつい登り道も有って、
これだったら編笠山頂上の素晴らしい眺望を見てから青年小屋に降りた方が良かったかも・・・・
と後悔しながらひたすら歩き、唯一見えた富士山 
 
 
 

 御前橘

この巻き道は花にも遭えないと思っていた矢先可憐な白い花が・・・・
 
 
 

 青年小屋(10:05)

左が石ゴロゴロの編笠山、右に行くと権現岳への急峻な登り道、
その調度谷間の平地に(乙女平と言うらしい)青年小屋があり、
裏のテント設営場を経て西岳へ続く登山道が伸びています。

庭にポツンと有る有料トイレ(100円)は、何処からも見晴らしのきく場所に建っていて
なんとなく入りにくいな〜!入るのも出るのも全部チェックされてる感じがして・・・・
入ったけど・・・・

木陰のベンチで遅れている連れを待ちますが
45分も待って、やっと姿を現したけどもう、権現岳まで行く元気は無さそうだから
1人で上を目指す事にした。ベンチで昼寝でもしてれば気持ち良いよ〜! 
 
 
 

のろし場(2530m)
10:50

青年小屋を過ぎると山は花盛り、でも地図も居残り者が持ったままなのに気が付いて、
時間の計算が出来ないから、花の写真は帰り道に余裕があったら写そうと先を急いだ。
 
 
 

11:13

オーーッ!手前の山の中腹を巻いて向こうに権現小屋が見え、
その右上に岩のごつごつ見える場所が権現岳頂上か?
近いぞ!
 
 
 

鎖場と富士山 
 
下の方から見た限りでは、こんな鎖場が有るなんて思わなかった〜!
向こうの富士山も見たいけど、足元にも気をつけないと・・・・
 
 

八ヶ岳の主峰赤岳を望む

 危険な鎖場を過ぎて下りになりホッとするが、
快晴の空に八ヶ岳連邦が眼前に飛び込んできて
又もや眺望を楽しみながらも足元に注意・・・・・忙しいな〜・・・・
 
 

権現岳頂上と権現小屋 

近づいたよ〜!
権現岳頂上の岩の突端に人が立ってるのが見えます。怖そう〜!
意外と平らな山頂なんだね!
麓から見るともっとゴツゴツしてるのかと思ったけど・・・・
 
 

権現小屋から登りきった所の標識、ここが頂上かと思ったら 違った。
この場所の名前の部分が消えてしまっている標識。
 
 
 

権現岳頂上と富士山
   
その先に頂上の岩とその向こうに富士山が見えた。
あっちまで行かないと・・・・
 アレ!頂上に立ってた人は下りちゃったのかな!
 
  

11:50

さすがに、岩の上までは上がれなかった。
後3m位かな・・・・怖い!
男の人が1人岩にへばりついていたので「さっきテッペンに立ってたのは彼方?」と聞いたら、
「ハイ!その彼方です」だって!
「怖くないの?」「怖いですよ〜!赤岳側がスパっと切れてますから」・・・・ブルブル・・・・ 
 
 

 あのギボシのような尖りの上に立つなんて信じられない・・・・
 
 

 権現岳から見た富士山
 
 右に見える山並みが南アルプス。
北岳が見えるはずなんだけど雲の中?
 
 
 

手前左から編笠山、右に見える高い方の山が ギボシだそうだ。
あの頂上にも人が立ってるのが見える。
「ギボシからも眺めが良いので帰り道にちょっと立ち寄ってみたら良いですよ!」
テッペン男が勧めるのであのギボシの上にも行って見たくなった。

遥か向こうには北アルプスの槍ヶ岳の尖りも見えた。
 
  

ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイコンソウ 
 
 

 チシマギキョウ
 
 

ギボシ頂上
12:10

 ギボシの頂上は狭くて石仏が数体東を向いていた。
 
 
  

赤岳と権現岳 

ギボシの頂上から振り向くと左に赤岳、ドーーンと切れて右が権現岳だ。
パノラマ撮影の貼り合わせがイマイチだったけど、ご勘弁・・・・
 
 

ミヤマオダマキ

 ハクサンイチゲ
 
 

 イワベンケイ
 
 

ヨツバシオガマ

青年小屋着13:00

クルマユリ 

青年小屋にて昼食
 
 
 

 ムカゴトラノオ

13:30青年小屋出発
 
 
 

 編笠山

ここから頂上まで30分のコースタイムだけど、
見ただけだともっと掛かりそうな気がするな〜!

 
 
 

オダマキ

 シモツケソウ
 
 
 

トリアシショウマ

 ニッコウキスゲ
 
 15:40観音平着
今年の登山はどう言う訳か天気に恵まれず、雨の山は歩きたくないと言う基本条件ゆえに、計画倒れに終わる事が多く、夏山に向けての訓練が疎かになっていた所、梅雨が明けて晴天が続き、やっと登山らしい雰囲気を味わう事が出来ました。八ヶ岳は都心からも近く魅力の有る山です。今回の権現岳は下から見上げると、かなり手ごわそうなので、今まで敬遠していた山でした。今回チャレンジしてみて時間的に楽だったので意外でした。
高山植物も花盛りだったし・・・・最高・・・・
唯、押手川から青年小屋まで巻き道を選んだのが失敗だったかな?と反省しています。特に楽しい道でもなく時間もかなり長かった。これだったら、編笠山に上がって青年小屋に降りた方が良かったのではないかと思います。
まあ、巻き道も通ってみないと分からないけど・・・・・


 

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