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Nonky登山日記


南アルプス 仙丈ヶ岳 標高3032.7m (2002.08.12〜14)
「北沢長衛翁の碑」
8/12 戸台よりバスで55分、午後3時宿泊予定の北沢長衛小屋に到着。途中バスの運転手さんの名ガイド付きでコレから始まる仙丈ヶ岳登山に胸が膨らむ。
長衛小屋の前はテント泊の人々で賑わっていた。カラフルなテントが所狭しと張られて、午後の一時をのんびりと過す人々で山小屋独特の空気が漂っている。
小屋泊まりの人は少なく、20人足らずで小さな小屋だがゆったりと過すことが出来た。足慣らしに泉水小屋まで登ってみた。豊富な湧水が登山者の乾いた喉を潤していた。長衛小屋の夕食は「鳥の照焼き」柔らかくて美味しかった。一泊2食弁当付きで ¥8.000
驚いたのは小屋の横に建っている公衆トイレの綺麗な事だった。小屋よりも立派なんだもん。
「大滝頭」
8/13 夕べ 夜中に外に出た時は漆黒の闇の中「満天の星空」!こんなにイッパイの空を見たのは何年振りだろう!!まるで星が覆い被さって来そうだった。

当然快晴の朝を迎え、朝食も美味。特に椎茸の味噌汁が中々だった。

6:00小屋出発
7:00三合目着
7:45大滝頭
「仙丈ヶ岳カール」
9:00小仙丈岳着 30分程休憩
今日は何時に無く体が重く上に進まない。荷物もいつも通りの重さで特別身体が不調の訳でもない。直ぐに息が上がって頻繁に立ち止まっては息を整えながら少しずつ頂上を目指す。

小仙丈から仙丈ヶ岳までは背後に花崗岩の白く光る甲斐駒の勇姿を感じながら、盛りを過ぎたとは言え高山植物の可憐な姿に慰められながら、大カールに沿って頂上を目ざす。


「仙丈岳頂上」
11:15 仙丈ヶ岳頂上着
やっと着きました。頂上からの眺めは素晴らしく、今までの疲れがウソの様。360度の展望はここ頂上だからこそ味わえる贅沢。

今回の仙丈ケ岳登山は3年前に北岳で知り合った親子と、頂上で再会の約束だッたので、彼らの到着を待ちながら、のんびりと昼食の準備。
頂上は少し風があって、新しく買い換えたボンベの自動着火が中々つかない。風当たりのない場所を探して、ボンベを持てウロウロ。
「北岳と富士山」
北岳の向こうに雲の中から富士山が顔を出した。
南アルプスの山々は独立峰が多く、雄大で奥深い。

北アルプスのような派手さは無いが、比較的都心に近く登山口までのバスの便も良く、落ちついた雰囲気がNonkyは大好きです。
「甲斐駒、魔利支天」
眼前に聳える「甲斐駒ケ岳」と右側のこんもりしたのが「魔利支天」

雪の様に白く見えるのは花崗岩で出来た山の特徴だ。
仙丈ケ岳は南アルプスの女王と言われるが甲斐駒ヶ岳は反対に男性的な山ですね!
「大仙丈岳」
仙丈ケ岳は「小仙丈ヶ岳」「仙丈ヶ岳」「大仙丈ヶ岳」の三山が有る。
大仙丈ヶ岳に行く登山者は少ない様だ。
お花畑が広がっている。
「仙丈小屋」
頂上直下カールの中に新しい小屋が有った。以前に来た時はここは非難小屋だったような記憶が有るが、今日はここに泊まる事にした。
仙丈小屋は眼前に駒ケ岳が聳え最高のロケーションの中に有って小屋の周りはカールに咲く花々で彩られ庭には風力発電の風車が回っていて良い感じ!!
一泊二食¥6000で夕食レトルトカレー¥1000、朝食¥1000が含まれている。

夕食前に食堂でお茶を飲みながらのんびりしていたら隣のテーブルのグループがアルコールが入って盛り上りツイツイ大声になると小屋の主人が・・・と言っても真っ黒に日焼けした若者だったが、「ここは宴会場じゃありません」と注意する。
写真はカールの中の仙丈小屋その向こうにこんもりと馬の背、鋸岳から甲斐駒に続く山並みの向こうにクッキリと見えた八ヶ岳。
「朝」
8/14 夜半から風が強く雨も降っている気配がして明日は雨具が必要かもしれない・・・・・と思いながら浅い眠りに付いたが・・・・・

目覚めてみると、今までよりも更に快晴!
甲斐駒の向こうに八ヶ岳がクッキリと姿を現していた。
「馬の背」から藪沢を渡り 「大滝頭」で登山道は小仙丈ヶ岳コースと合流した。最近は藪沢コースを登りに選ぶ登山者が多いらしいが小仙丈ヶ岳コースよりも楽に登れるのではないかと思った。

今回の仙丈ケ岳登山は三年前に北岳で知り合った親子と再会の登山とも言える山行で、山頂で落ち合う約束ダッタ。感激の再会!五年生だった男の子も今は中学2年生になっていた。今回は中学1年生の妹も一緒でメールでは何度かやり取りが有ったものの初対面。登山始めての彼女が1番元気が良かった。最高に美味しい紅茶をまた御馳走になって、再びの感激!北沢峠で広河原方面のバスに乗る彼らと別れた。
トウヤクリンドウ チシマギキョウ
クロトウヒレン トリカブト











北八ッ 北横岳 標高2480m  (2002.07.21)
「坪庭より中央アルプスを眺める」
北八ヶ岳の横岳は八ヶ岳本峰の横岳と区別する為に登山者の間では、北横岳あるいはモット簡単に北横と呼ばれている。
雪の無いピラタススキー場を歩いてリフト終点の所で目の前をサッと横切った動物が居た。犬よりも背が低くて尻尾がフサフサして黄色の背中に白い腹 エッ??もしかしたらキツネ?一瞬だったので、自分の目を疑ってしまった。こんな所にキツネがいるんだ!
まだ朝の4時過ぎだったので、辺りは薄暗いのに人間を見て狐さんもビックリした事でしょう。

ピラタス山頂駅着5:30
「坪庭」
坪庭とはロープウェイの山麓駅で、覆盆状の溶岩の台地が開けて、この時期 坪庭独特の高山植物が観光客を呼んでいるが、早朝と有って鳥の鳴き声しか聞えない!それにしてもコレまでの登り道での鳥の鳴き声の賑やかな事!!さすが原生林そのままの北八ヶ岳です!
「北横岳ヒュッテ」
坪庭から北横を仰ぎ見た時は山頂はガスで霞んで見えなかった。坪庭からの登山道には 今を盛りと咲き誇るハクサンシャクナゲが登山者を慰めてくれた。
「北横岳山頂」
山頂着7:00
案の定山頂はガスに包まれて展望が利かない。ただ修那羅天狗の石碑と石像だけが黙って迎えてくれた。直ぐに下山。北横岳ヒュッテまで下りて朝食。
下山途中はのんびりと高山植物の可憐な花を観察しながら歩いた。
ホテル着9:30 お風呂に入って急いで荷物をしてチェックアウト!

キンロバイ テガタチドリ ゴゼンタチバナソウ
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科) ホタルブクロ ハクサンフウロ
タマゴタケ (1) タマゴタケ (2) タマゴタケ (3)
ワーーオ!もうキノコが出ていました!
タマゴタケ=テングタケ科、夏〜秋シイ、ナラ、モミ等の樹下に生え、菌根を作る。
日本〜中国〜セイロン及び北アメリカ(特に東部)に分布、美しくしかも美味な食菌である。・・・山渓「日本のきのこ」より抜粋・・・



三つ峠 (2001.10.20)
「三つ峠より見た富士山」
新宿発7:00スーパーあずさ1号に乗って失敗に気が付いた。喫煙車だった!
車内はモウモウとタバコの煙が・・・・ワーーオッ!・・・
大月で冨士急行に乗り換え 河口湖駅下車バスに乗り、「三つ峠登山口」下車。 林道を歩く 林道の最後まで車の乗り入れOKで沢山の車が駐車していた。
登山道は歩き安い整備された道で 頂上に付いたのは11:30分。頂上からの富士山の眺めはサスガだったが、秋なのに霞んで見えるのは放射冷却のせいナのかも。標高の高い場所は紅葉が綺麗だった。後10日位で全山赤く染まる事でしょう。下りは、ロープウェイで帰ろうと思ったが 道を間違えたらしくて 余り人が通っていない感じの道を降りてしまった 途中から同じように道を間違えたらしい オジさんと一緒になった。富士宮から 車で来ているソウで Nonkの好きな八ヶ岳方面にもキノコを取りに良く行くそうだ。富士宮から八ヶ岳までキノコ採りに行ってるんだから 東京を通り越して行く私達が行く時には 採れない筈だ!
柳の木の上に付くキノコで ツリ竿の先で 引っ掛けて取る黄色の斑のきのこが 美味しいらしい 色がきれいなので遠くからでも良く分かるらしい。 キノコの名前聞いたのに忘れちゃった〜!!
車で河口湖駅まで送ってもらった。有難うございました。助かりました。











八ヶ岳 権現岳 標高2718m (2001.07.21)
「達磨石」
4:30
達磨石着
5:15
登山開始 
「権現岳頂上」

編笠山を経るコースを取らず、巻き道を行ったが 展望が利かず、ずっと 這い松の林の中で、かなり時間が掛かった。青年小屋にて休憩。以前、編笠山から見上げた権現岳は険しく、登山者を拒むかに見 えたが、登った感じはそれほどでもなく チョット、期待外れだった。。。と言うのは以外と優しい道だったという訳だ。
「権現岳より赤岳を望む」

雲が晴れて赤岳が雄大な姿を現した。
さすが赤岳は良い山様をしている。そそられる山だ。
「編笠山より」
編笠山まで下って来た道を振り返ると。高く積まれたケルンの向こうに、主峰「赤岳」を始め「阿弥陀岳」「横岳」「硫黄岳」がジッと佇んでいる。
首 都圏に近く北アルプスの山々にも劣らない「八ヶ岳連邦」がNonkyは、大好きです。




八ヶ岳 編笠山 標高2524m (2000.10.08)
06:22─ 駐車場着。林道をたまたま一緒になった 上田から来ている犬を連れた男性の話を聞きながら不動清水まで歩く。
07:15─ 朝食後,不動清水出発頂上直下 2500mで後20分の標識が有った。
樹林帯を突然抜けて、其処は大きな石に覆われた思いも掛けない景色が広がっていた。
矢印や丸印の少ない石の間を注意しながらのぼる。
09:50─ 下から見上げた編笠山は、女性的でなだらかな優しい山に見えたが、頂上は大きな石がゴロゴロとしてまったく想像を超えたものだった。降りかえると、左から富士山、南アルプス、中央アルプス、御岳山、乗鞍、其の右に北アルプス、立山連峰が一番奥まで見渡せる。今までどんな高い山に登っても こんなに全部見えたのは初めてで感動。。。
しかも背後には八ヶ岳の権現岳、赤岳、阿弥陀岳等々今や盛りと紅葉してる。素晴らしいの一語に尽きる。(スープと軽食)
10:55─ 頂上出発
11:10─     青年小屋(水場)
12:00─ 西岳頂上(昼食)地図では青年小屋〜西岳が2時間10分となっていたが、1時間しか懸からなかった。地図の間違いだを思う。風邪が強かったが、カップラーメンを作って食べる。下りはキノコを取りながらゆっくり下りたが足が痛くなって結構時間が懸かった
15:00─
駐車場着。雨がぽつぽつと降ってきた。 


八ヶ岳 編笠山 標高2524m (2000.09.16)
06:00─

06:55─

07:15─ 
10:30─   

13:45─ 

空模様が怪しかったが 出発した。

広原林道終点の駐車場に着く  空模様いよいよ怪しく 雨が落ちて来た。
 
雨の中歩き出す。樹林帯の中は 余り濡れないので 其のまま登る。
歩き易い登山道が 各所に標識が立っていて 現在の標高と頂上までの残り時間が出ている。

頂上直下に来て 風雨いよいよ激しくなって 道は大きな石がゴロゴロ している。
2500m地点に来て 森林限界になったら風が強く最悪の天候になったので、頂上に立つのは諦めて下山を決断した。
下りは、キノコを探しながら時間を気にせず下りた。不動の滝回りで下山。

車にヤットの事で到着。林道が長くて 疲れた。












北アルプス 西穂高岳  標高2908.6m (2000.8.12〜13)
「西穂山荘」
村営駐車場に車を止め、ロープウェイは5時始発に乗る。料金一人¥2800 其のほかに荷物5キロ以上は¥300追加料金を取られた。 
天気は最高だった。 途中で乗り換えて 登山口に着いたのが5時半 展望台にて 写真を撮ったりビデオを回した。槍ヶ岳も綺麗に見えた。
レストランで蕎麦を食べて5時45分出発した。
登山口5:45   
西穂山荘7:00着   7:15発
西穂山荘は朝日を浴びて山荘庭で朝の一時を過ごす登山者で賑わっていた。
「独標」
標高2701m
「慰霊碑」
以前より「独標」と言う名前に一種の憧れがあり、その憧れは何から来てるものなのか自分でもはっきりと説明が出来ないのだけれど、とに角「独標」に辿り着いた時は、ひとつの望みが叶った安堵感に感無量だった。同時に過去の痛ましい事故を考えると、胸が痛み慰霊碑にそっと手を合わせた。慰霊碑の側には高山植物の小さな紫色のキキョウが風に揺られていた。

独標より西穂方面のルートを見上げると、険しい難所の連続!さすが穂高だなァと気を引き締めて、頂上に向かって踏み出した。一時も気を緩めると足を踏み外しそうで、冷や汗の連続だった。
「西穂山頂より奥穂を望む」
山頂11:00着
山頂はガスに包まれていた。振り返れば「独標」方面のみ霧が晴れている。雲の流れが速い。昼食をしながらしばし霧の晴れるのを待った。足元からドンドンと雲が湧き上がってくる。晴れては又曇りの繰り返しで、一瞬雲の切れ目から奥穂の岩峰が顔を出した。
下りは少し馴れたのか、登りより楽に下りられた。

12:30山頂出発
13:00ピラミッド
14:00ロープウェイ駅












八ヶ岳連峰「天狗岳」標高2645.5m (2000.7.20)
「渋の湯登山口」
渋ノ湯7:40→分岐8:40→黒百合平9:50
天気快晴登山者も少なく黒百合ヒュッテに着いて、始めて一人の登山者に会った。ナンだか嬉しかった。
鳥の声しか聞こえない。静寂の一時
「天狗岳」西天狗岳より)
11:15天狗岳頂上着(昼食)

天狗岳頂上→15分で西天狗岳

西天狗から見上げると、硫黄岳の爆裂火口の迫力が迫ってくる。
「主峰赤岳方面を望む」
中山峠を経て渋の湯までの下りは黒百合ヒュッテから思ったより時間が掛かった。

渋の湯着 16:00
御殿湯にて温泉に入る ¥800
温泉はすごく熱くかったが、冷泉が気持良かった。











南アルプス「北岳」 標高3192.4m (1999.08.12〜13)
夜叉神峠を通ったのは、草木も眠るうしみつ時、車の窓から入って来る生暖かい風に背中がゾクッとした。
広河原に着いたのは、8/12AM 2:30過ぎだった。少し仮眠しようとしたが、寒くて眠れなかった。
8/12(木) 5:30「広河原登山口」出発
8 :00「二俣」にて休憩(玉子スープを作って飲んだ。コレはイケル!)
11:00「八本歯ノコル」昼食(ラーメン・おにぎり)以外と登山者が少なく、のんびりと登る私はドンドン追い越されてしまい、ただ、男の子とその父親らしき二人連れと抜きつ抜かれつ、次第に話を交わすようになった。見上げれば、雄大なバットレスが聳え立っている。コレが北岳の「バットレス」か・・・・・圧巻!
12:00昼食後「八本歯ノコル」を出発。バットレスを横目で見ながら、足元に注意して大きな石の上を登っていく。男の子は、半べそを掻きながら、先に歩いている父親に叱咤激励され、背中の大きなリュックに、今にも押しつぶされそうで、ナンとも微笑ましくて、つい声をかけてしまう。

お花畑はすばらしく、苦しい思いをしてここまで登ってきた苦労が報われたきがした。こんな時「ヤッパリ山は良いな〜!」と、思ってしまう。
13:00「北岳山荘」着
布団一枚に二人で受付したが、4時過ぎて客が少なかったので、一人1枚の布団になった。
宿泊費一人一泊2食¥7、000 一人1リットルの水サービス
 
8/13(金) 朝食は鯖の塩焼き 焼き立てで美味しかった。味噌汁も美味しかった。夜半から降っていた雨も上がり すがすがしい朝。
5:00「北岳山荘」出発 
6:15北岳山頂着。太陽が昇り快晴!見事な雲海が眼下に広がっていた。雲海の向こうに 
富士山がくっきりと見え 振り返れば、後ろに仙丈岳 素晴らしい景色だ。
山頂で飲むコーヒーは又格別。
7:00山頂出発─コレより下山。又、昨日の親子と一緒になった。聞けば男の子は5年生らしい。中々人懐こくて、楽しいので、一緒に下りることにした。
8:00「肩の小屋」 外のトイレだけど綺麗だった。
下山途中、体長20cm位でつやつやしたこげ茶の毛並みに 真っ白いお腹で目がクルクルして、 テンのような可愛い動物に会った。何だろう すごく可愛かった。
白根御池までの下りは すごく急で、樹林帯で見晴らしは効かない。
白根御池小屋の上部まで来たら、ヤナギランや、ツリガネニンジンに似た花々が、沢山咲いているお花畑があった。
白根御池とは名ばかりの水溜りがあって、そのまわりに テントがいくつか 張ってあって 4月に雪崩で小屋が潰されたので 仮小屋で営業していた。そこで連れになったお父さんが紅茶を沸かしてレモンを絞ってくれた。これがすごく美味しかった。残ってた ケーキを食べてゆっくりした。

11:30 出発 
14;15広河原山荘に降り立つ。
仲良くなった親子と一緒に写真を撮って又の再会を約束して別れた。