8日目Melk(メルク)(9/17) メルク修道院、Wachau(ヴァッハウ渓谷)ドナウ川下り、Duerunstein(デュルンシュタイン) |
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メルク着 11:00 朝、Sheraton Salzburg Hotel をチェックアウト後、バスで約2時間メルクの町に着いたのですが、 運転手さんが道を間違えてこれから向かうメルク修道院のパーキングが分かりません。 修道院の建物は見えてるんですが・・・・・駅にバスを停めて暫く待ちます。 |
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![]() ![]() メルク修道院入場チケット |
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メルク修道院 メルク修道院は、オーストリアにあるベネディクト会派の修道院であり、 ニーダーエスターライヒ州メルクの街の上部、ドナウ川を見下ろす岩肌に達ち、ヴァッハウ渓谷に隣接しています。 1089年レオポルド2世により設立され、 全長が320m、尖塔の高さが65mというとても大きな修道院です。 その後、神聖ローマ帝国の皇帝からこの地を与えられたバーベンベルク家の時代にベネディクト派の修道院になり、 18世紀のハプスブルク家の時代にバロック様式で改築されました。 ここメルク修道院は、2000年に世界遺産に登録された「バッハウ渓谷の文化的景観」の中に入っています。 |
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高位聖職者の庭 11:30 |
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描かれている絵が現代風ですよね |
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「皇帝の回廊」と呼ばる136mの回廊がのびて、 365部屋ある壁には、 オーストリアを統治した歴代のバーベンベルク家と ハプスブルク家の人々の肖像画が並んでいます。 |
フラッシュを使わなければ撮影OKなんですが・・・・ 何の本だっけ?これ |
ローマン十字架 1799年にメルク修道院に寄贈された ウィーン最古の教会にあったものと伝えられています。 |
改良された棺 マリア・テレジアの長男ヨーゼフ2世によって改良された棺。 底が開いて遺体だけ下に落ちるようになっています。 これだと何度でも使えます。 |
あまりの煌びやかさに目が眩んでぼけてしまいました。 |
キリストの誕生に冠する宗教画の内の一枚です。 |
大理石の広間 11室も有る展示室をざっと見学後、大理石の間に入りました。 ここは祝賀の時などに使ったようです。大理石の間と言っても、 実際にザルツブルクの大理石が使用されているのは扉の鏡板と上部の飾りのみで、 壁は大理石に見せかけた漆喰で描かれているそうです。 天井画が素晴らしいです。 |
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左に描かれている緑の衣を纏っているのは力の象徴のヘラクレスですが 見る角度によってヘラクレスの画が移動すると言う騙し絵になっているそうですが 場所を移動してみてみたら、確かに、ヘラクレスが動いたように感じました。 |
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床暖房 大理石の間の床は、この下から温風が流れて来るようになっています。 |
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メルク修道院付属教会 ファサードの上部には、教会の守護人ペテロとパウロの像、 二つの塔の間には、二人の天使に祝福されている復活したキリスト像。 この、オレンジでもない黄色でもないメルク修道院独特の色がこの修道院の特徴です。 |
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修道院教会堂へ降りる螺旋階段 曲線の美しさと裏面の装飾の素晴らしさに、 慌てて写真を撮ったのですがぼけてしまいました。 |
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修道院教会 目を見張るばかりの絢爛豪華な内部装飾と天井のフレスコ画です。 修道僧と言えば、清貧、禁欲、清廉、潔白、等々のイメージを抱いていた私には、 正にカルチャーショック。この修道院と、私の修道層のイメージが重ならないのですが・・・・ |
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修道院教会 12:20 ウィーン生まれのガイドさんの言葉を借りると、バロック様式=悪趣味・・・・・らしいですが・・・・ 当時、教会の力が如何に強かったかと言う事ですよね。 |
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メルク修道院を出て、現実に戻り、 外に出ても、まだ雨が降っていました。 これから、ランチです。 |
ここ?ホテルの中のレストランです。 13:00 |
![]() Schwarzen Baeren 割とシンプルな感じのレストランでした。 |
Cauliflower Cream soup |
Freied filet of brook trout with cream spinach and herb rice 半身の鱒のフライがとても美味しかったです。 |
Crepes with apricot jam from Wachau ヴァッハウのアプリコットと言えば、 4000年前から栽培されいて、 EUの保護を受けている由緒正しい物。 そのジャムが食べれるなんて・・・・ そりゃもう、美味しかったですよ! |
メルク修道院とドナウ川 13:52 メルク修道院の華やかな色彩は、辺りの緑の景色の中で際立っています。 メルク修道院の全景 |
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これからドナウ川クルーズ船に乗船し デュルンシュタインの町に行きます。 |
大きなクルーズ船で客室はガラス張り、テーブルと椅子があります。 もし、ウェイトレスが注文をとりに来ても、 欲しくなければ、No thank you!で大丈夫だと、 ウィーンのガイドさんの説明でした。 ウェイトレスさんはチラッと私達を見ただけで通り過ぎましたけど・・・ |
シェーンビューヘル城 14:06 進行方向右側に見えた城。”青きドナウ”と言いますが 今日のドナウ川は青に茶が混じっています。雨が降ったせいかしら? |
ドナウ川の流れは毎秒4m シェーンビューヘル城が見る間に遠くなっていきます。 |
アックシュタイン城 メルクから13km、ヴァッハウ(Wachau)渓谷ー帯の真ん中辺り、 |
36キロに及ぶ渓谷一帯が 「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」の名で、 ユネスコの世界遺産に登録されています。 |
ドナウ川の両岸にはブドウ畑が広がり、 良質のワインの産地としても知られています。 |
シュピッツ 14:33 続いてシュピッツの村を通過します。 シュピッツは特に良いワインが採れるようです。 |
観光クルーズ船と行きかいます。 |
バイセンキルヘン ここ、バイセンキルヘンのワインも素晴らしいそうです。 |
下船するデュルンシュタインが近づいて来ました。 |
あの水色の教会がこの街のシンボル 聖堂参事会修道院教会です。 |
デュルンシュタイン |
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聖堂参事会修道院教会 |
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聖堂参事会修道院教会 近くで見るとほんとに美しい教会です。 |
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さあ!船を下ります。 15:07 |
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聖堂参事会修道院教会 一番良い撮影ポイントからの教会 今回は外から見るだけでしたが、教会の中はどんなになっているのでしょうか・・・・ |
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Pranger Platz 15:19 ここは街の中心部で、ちょっとした広場になっています。見上げると山の上に城跡が見えます。 あそこまで行きたいとガイドさんに言ったら、とんでもない!とても無理だと言われました。 30分もあれば行って帰れそうなんですけどぉ・・・・ダメ? |
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クーエンリンガー城址 第三回十字軍の英雄、 イングランド王リチャード獅子心王(在位1189〜1199年)が 幽閉された場所です。 |
花籠の紋章の家 |
デュルンシュタインのメインストリート 両脇に可愛いお店が並んでします。 |
ここは”storm”という濁酒のようなお酒が有名らしいです。 |
市庁舎 蔦の絡まった二階が市庁舎になっています デュルンシュタインの人口は880人 結婚式、出生届、離婚届、死亡届全部ここで出来ます。 |
10分も歩かないうちに街の外れまで着いてしまいます。 15:28 |
ドナウ川 15:49 街のはずれの展望台から見たドナウ川 又、急に雨が降って来ました。 |
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ドナウ川観光クルーズ船 雨が降ったかと思うと、又、急に晴れて暖かくなる。今日は一日中こんな感じです。 晴れてきて気持がいいので、バスが待っている所までドナウ川に沿って歩きます。 |
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![]() クーエンリンガー城址 ドナウ川に沿った道の上のぶどう畑から見たクーエンリンガー城跡です。 |
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アップだと廃墟のようです |
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クーエンリンガー城跡を後ろに、バスは一路ウィーンに向かって走ります。 16:19 |
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Mayer am Pfarrplatz ホテル着後、ホイリゲでの夕食にバスでやってきました。 ホイリゲ(Heuriger)とは「今年の」を意味する 「heuer」という単語が変化してできた言葉で、 「今年のワイン(der heurige Wein)」 つまり新酒を意味する言葉で、 それを飲ませるワイン専門の居酒屋も「ホイリゲ」と言います。 |
Mayer am Pfarrplatz 19:30 ここは、ベートーヴェンが滞在して『第9』を作曲した建物で、 ウィーン森の中にあります。 看板にベートーヴェンの写真がついてます。 |
Mayer am Pfarrplatz 入ると葡萄棚の下にもテーブルが有りますが、 今日は雨が降ってテーブルも濡れているので外は無理。 |
Mayer am Pfarrplatz 雨も上がってお月さんが雲間から顔を出しています。 |
![]() ホイリゲでは客の注文で火を使って調理する料理は禁止されている のだそうです。ですので、出来上がった料理を自分でチョイスして買います。 |
![]() 私達は少人数に別れて順番にヴュッフェカウンターの有る別棟に行き、 ガイドさんに助けてもらって、ショーケースに並んだ料理を選びます。 |
料理を選ぶのに時間が掛かるから人数が多いと大変です。 ☆乾杯は二人でするのがマナー! ☆乾杯の時は相手の目を見つめる! ☆乾杯の掛け声は「PROST !」 さあ、これでホリイゲ通です! |
これが私のチョイスした料理です。 20:07 ベークドポテト、厚切りハム、キノコとズッキーニの炒め物 赤キャベツのザワークラフト、玉葱のザワークラフト 等々、いかにも家庭料理らしくて、皆美味しかったです。 |
![]() グラスにに入った白ワインを炭酸水で割って一気に飲むのが オーストリアのホイリゲ流だと言って、 ガイドさんが作ってくれるのを、皆真剣な面持ちで見ています。 私も飲んでみましたが、 慣れてないせいか、ワインだけの方が美味しい気がしました。 |
![]() ガイドさんの知り合いだと言うオジサンが アコーデオンを弾きながら歌ってくれました。 |
21:25 ホイリゲの歴史は1784年にまでさかのぼります。 あのマリア・テレジアの息子で、マリー・アントワネットの兄のヨーゼフ2世がホイリゲの生みの親です。 一部のワイン販売人に独占されていた販売権を、葡萄栽培農家にも開放したのです。 ただし、「ウィーン郊外の一定の畑で取れた葡萄を使い、その葡萄からできた新酒のみを、 自らの農家の軒先で飲ませたり販売してもよい。」というものでした。 現在でもウィーン市の条例では、ホイリゲはウィーン市境から10Km以内の葡萄畑で採れた葡萄を使用した自家製ワインを飲ませ、 営業も300日以内と決められています。 ホイリゲ(新酒のワイン)と呼べるものは、葡萄が取れた年の聖マルティンの日(11月11日)に解禁し、翌年の大晦日までとなっています。 今日も素敵な一日でした・・・・・・ 明日からは、ウィーンの観光です。楽しみ〜! HOME |